そうだ!先生に会いに行こう。研究室に行ってきた! – 妹尾武治先生 妹尾研究室 –

2015年2月27日 at 6:27 PM

どもです。
「そうだ!先生に会いに行こう。研究室に行ってきた!」で、今日は更新です。

お仕事やイベントとかで大学の先生方や研究室の学生さん達と接することが多くて、お話させて頂くと、おもしろい研究をされている方が多いんです。
そういう方々を僕のブログ上でご紹介できればと思って始めてみました。
毎回、僕のこのマイプロジェクトにご賛同頂き、且つ、お招き頂いて本当にありがとうございます。

今回お伺いさせて頂いたのは、九州大学の妹尾武治先生の研究室です。
早速、ご紹介させて頂きます。

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今回持っていったおみやげ

薬院にある食パン屋さんのむつか堂のミニ食パンをいくつか
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400203/40001109/

去年通ってた職業訓練校の仲間に教えて貰った食パン屋さん。
これ、ほんと美味しいですね!

大学

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九州大学大橋キャンパス

妹尾武治(せのお たけはる)先生について

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(妹尾武治先生
 写真左に写っているのがTMSという装置。天才が生まれるかも!)

学校・学部・学科:九州大学大学院 芸術工学研究院 准教授

[妹尾研究室のページ]
http://senotake.jp/index.html

妹尾先生とは、前回の有田先生のとこに遊びに行った際に、有田先生と吉永さんよりご紹介頂きました。
心理学を専門とされている方とのお話は、僕にとって初めての経験で少し緊張しました。

妹尾先生のベースは心理学とのことですが、ご自身もお話されていたように、脳科学にも精通されており、その幅広い知識から出てくるお話はどれも深く楽しいものでした。
話口としては終始穏やかではありますが、ずっとお話に引き込まれっぱなしでした。

妹尾先生とお会いし、お話し始めた最初の
 “心理学の先鋭的なもののひとつとして、人に意識はない、自由意志はないというのがあります”
というお話からずっと今日の僕のテンションは上がりまくりでしたww

最近、個人的な興味で石黒先生のロボットとは何かを読んでいます。
その本の中で、

いかなる分野やいかなる仕事に携わっていても、行き着くところ、
「あらゆることの基本問題となるのは<物事の起源>と<人間>しかない」
ここに気がつく。

と書かれている箇所があります。
ヨガでも宗教でも行き着くところは、結局、“人とは?”ですし、プログラミングでもデザインでも、今流行のUXでも、ビジネスでもアートでも結局行き着くところは、“物事の起源”“人間”なんだと思います。
それに気付いてから、ロボット・アンドロイド、心理学、遺伝子などの分野も自分に取り入れていこうと思ってた矢先に、妹尾先生にお会いできたことに本当に感謝です。

妹尾研究室について

詳しい研究内容については、研究室のサイトを参照頂ければと思います。
ココではザッとご紹介させて頂きます。

ベクション(vection=自己移動感覚)を主として、研究されております。
自分が乗っている電車は動いていないにも関わらず、目の前の電車が動くのを見ているとまるで自分の電車が動いているように感じるアノ感覚です。

 
 ”今、あなたは果して動いているのか、止まっているのか
  そして、それは、どうして知覚してしまい、それはどのぐらいなのか。”

アトラクションや最新のVR技術などにも応用されているこの人が持つ感覚。
今後の研究の結果次第では、この辺りの分野への発展も期待できそうです。

ぜひ、研究室のサイトにあるデモのビデオを落としてご自身でベクションを体験してみてください。

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(ベクションの実験道具
 実際にやってみると本当に移動している感覚があります)

先ほど、妹尾先生が写っていた写真の左側に写っていた機械。

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(写真左:TMS)

これは、TMS(Transcranial Magnetic Stimulation)というもので、強い磁気を脳の一部に当ててそこの働きを一時的に抑制するというもので、例えば、これを言語を司る脳内の部位に当てると言語能力が低下することがわかっているそうです。
そして、もしかすると、これを使って脳のある部分にあてることによって神秘的な体験が可能となるかも知れないとのことです。

妹尾先生が書かれている書籍にも書いてありますので、ぜひ見てみてください。
(今度僕もココで書評をアップします
 とても読みやすく楽しい本です)

妹尾先生が研究されているベクションから一連の研究について、僕がやっているヨガにも応用できそうなものばかりで、終始、僕ひとりテンション上がりまくってました。
今後の研究結果に期待大でございます!

(先生が)今から見える世界

 日々、できることからちょっとずつ繰り返しやっていくだけ
 心という言葉にできないものを、ベクションを取っ掛かりとしてちょっとずつ諦めずに迫り続けて言葉にしていく
 コンピュータというものが生まれたから人工知能という概念ができたが、逆にコンピュータの縛りの中では人工知能はできないのではないか

終わりに

文中にも書きましたが、今回初めて心理学の方とお話させて頂き、僕の中での新しい発見がいっぱいありました。
やはり、プログラムであろうとヨガであろうと、ビジネスでもアートでも。
なんでも結局は”人とは?”のところに行き着くようです。
この課題、答えなんて出ないのかも知れないけども、今後ももう少し僕の中でも消化して考えて行きたいと思います。

今回も快く受け入れてくださった妹尾先生、本当に感謝です。
行ってみるとやはり色々と考えさせられ、刺激を受けまくりでした。

この記事を見て、
 ベクション自体に興味を持ったり
 心理学に興味を持ったり
 九州大学の芸術工学研究院・芸術工学府・芸術工学部に興味を持ったり
という方がひとりでも居てくれたらと思います。

妹尾先生、本当にありがとうございました。

最後に、「僕の研究室に遊びに来ませんか?」とか快く僕をお呼び頂ける先生を募集しております。
もちろん、自薦他薦問いません。
「あそこの研究室もおもしろいっちゃない?」というのも募集しております。
行けるならどこでも馳せ参じますので、ぜひともよろしくお願い致しますm(_ _)m

ではでは。

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